CATIA V5 管理者モードでの起動

CATIA V5 を管理者モードで起動するには、起動用ショートカットの
編集と、CATEnv ファイルの書き換えが必要

ショートカットの内容は以下の様になっている
※ サンプルは32Bit版

"C:\Program Files\Dassault Systemes\B21\intel_a\code\bin\CATSTART.exe" -run "CNEXT.exe" -env CATIA_P3.V5R21.B21 -direnv "C:\ProgramData\DassaultSystemes\CATEnv" -nowindow

以下を参考に書き換える
"C:\Program Files\Dassault Systemes\B21\intel_a\code\bin\CNEXT.exe" -run -admin -env CATIA_P3.V5R21.B21 -direnv "C:\ProgramData\DassaultSystemes\CATEnv" -nowindow

※ CARSTART.exe を使わない所が特徴的

この変更だけでは、管理者モードでの起動は、エラーが出てできない

ショートカットの構文中の -env で指定されている設定ファイル
サンプルでは CATIA_P3.V5R21.B21 
を開いて編集する必要がある

ファイルの場所は、 -direnv で指定されているので サンプルのケースでは
フルパスで

 C:\ProgramData\DassaultSystemes\CATEnv\CATIA_P3.V5R21.B21

ですが、編集は管理者モードで行います

CATEnvの設定パラメータで編集が必要なものは以下の通り

  - CATReferenceSettingPath

  管理者モードで必要なフォルダの設定
  フォルダはあらかじめ手動で作成しておく必要がある
  名称は任意に決めてよい

  凡例
CATReferenceSettingPath=C:\ProgramData\DassaultSystemes\RefSetting

- CATCollectionStandard

ドラフティングの標準(寸法線等の初期値)を変更しようとする

  場合、この変数に、フォルダ位置をしていしておく必要がある
  これを設定しないと、標準の変更はできない

  凡例
CATCollectionStandard=C:\Program Files\Dassault Systemes\B21\intel_a\resources\standard

※ 注意点 CATIA V5 の管理者モードで起動して、設定を書き換えようとする
  場合、書き換えるファイルの書き込み権限が必要ですので、CATIAV5の起動
  自体を管理者権限で行っておくほうが良い